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自尊感情(自尊心)診断結果



・自尊感情(自尊心・セルフ・エスティーム・self-esteem)とは

 

 自己受容や自己好意、自己尊敬などの自分に対する感じ方であり、有能性や効力感と関連するが同じではありません(Rosenberg, 1986)。

 

 つまり、「自分はすごいんだ!」じゃなくて、「自分はこういうものなんだ!」って言う感じ方みたいなものかな、と思います。自分はこういうところが苦手だけど、こういうところは得意で、そういうのを全部含めて自分だよね!って認められる能力というか、特性なので、一般的によく言われる自信(プライド)とはちょっとというか、かなり異なっているというか、むしろ真逆な特性なのです、たぶん。知らんけど!

 

 一言に自尊感情と言っても、状態自尊感情(state self-esteem)や特性自尊感情(trait self-esteem)とか、顕在的自尊感情や潜在的自尊感情(implicit self-esteem)など、いろいろ分けられるって言う研究もたくさんありまして、一言に自尊感情と言っても、研究や立場によって定義も考え方も分類も訳もあいまいなのです。

 

 そういった数多の研究の中で、日本語版の自尊感情尺度を作成した山本・松井・山成(1982)の研究での平均ポイントを下記にご紹介します。

 男性:5.09±5.67 ポイント

 女性:3.90±5.69 ポイント

 

 という結果で、女性よりも男性の方が有意に高かったそうです。詳しくは元論文を読んでみてください。また、日本人の自尊感情は米国人や中国人と比較して低いという研究もあり(古荘, 2009)、平成25年度の内閣府の調査では、他国の平均値が3.00ポイント前後であったのに対して、日本の平均値は2.31ポイントだったそうです。

 

 以上、わたしが知っている研究などをいくつか紹介させていただきました。個人の意見や解釈を含んでいるため、より詳しく知りたい方、確かな情報を得たい方は、参考にさせていただいた論文や本を読んだり、自発的に調べてみたりしてくださいね。

 

 

 最後に、上記の研究で得られた得点の差は、統計的に有意であることが示されているものもありますが、ここで紹介した得点と、あなたの得点を比較しても、有意な差があることはわかりませんので、算出された自尊感情の得点は、単なる数字としてとらえてください。よろしくお願いいたします。


―参考にさせていただいた論文やおすすめの本など―

● Rosenberg, M. (1965). Society and the adolescent self-image [dissertation]. NJ: Princeton Univ.

● 山本 真理子・松井 豊・山成 由紀子 (1982). 認知された自己の諸側面の構造. 教育心理学研究, 30, 64-68.

● Rosenberg, M. (1986). Self-concept from middle childhood through adolescence. Psychological perspectives on the self, 3.

● 池上 知子・遠藤 由美 (2008). グラフィック社会心理学 第2版 サイエンス社

● 古荘 純一 (2009). 日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか 児童精神科医の現場報告 光文社新書 pp.40-48.

● 内閣府 (2013). 平成25年度 我が国と諸外国の若者の意識に関する調査.